
2026年7月作成
高血圧とは

血圧とは、血液が血管の内側にかける圧力のことを指します。私たちの血圧は、体を動かしたり寒さを感じたりといった日常のささいな変化によって一時的に上昇しますが、このような変動は通常、短時間で元に戻ります。
一方で高血圧とは、安静にしているときでも血圧が慢性的に正常値を上回っている状態をいいます。高血圧の状態が続くと、血管には常に負担がかかり、内壁が傷ついたり硬くなったりして、動脈硬化を引き起こすおそれがあります。
さらに、高血圧が長期間続くと、心臓や脳にも深刻な影響を及ぼす可能性が高まります。日頃から自分の血圧に関心を持ち、適切に管理することが大切です。
一方で高血圧とは、安静にしているときでも血圧が慢性的に正常値を上回っている状態をいいます。高血圧の状態が続くと、血管には常に負担がかかり、内壁が傷ついたり硬くなったりして、動脈硬化を引き起こすおそれがあります。
さらに、高血圧が長期間続くと、心臓や脳にも深刻な影響を及ぼす可能性が高まります。日頃から自分の血圧に関心を持ち、適切に管理することが大切です。
高血圧になりやすい方
以下の項目のうち、3つ以上当てはまる場合は、高血圧のリスクが高まっている可能性があります。早めに医師へ相談することをおすすめします。
野菜の摂取量が少ない
濃い味付けの食事を好む
週に3回以上外食をしている
飲酒の習慣がある
1日の平均的な運動時間が30分未満である
濃い味付けの食事を好む
週に3回以上外食をしている
飲酒の習慣がある
1日の平均的な運動時間が30分未満である
1日に10本以上たばこを吸う習慣がある
両親や兄弟姉妹に高血圧の人がいる
慢性的に睡眠不足である
ストレスがたまりやすい
両親や兄弟姉妹に高血圧の人がいる
慢性的に睡眠不足である
ストレスがたまりやすい
高血圧が招く病気
高血圧は、自覚症状がほとんどないまま進行することが多い一方で、全身のさまざまな臓器に大きな影響を及ぼす疾患です。血圧が高い状態が続くと、血管に常に強い負荷がかかり、血管が傷ついたり硬くなったりすることで「動脈硬化」が進行します。これにより、重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
心臓への影響
高血圧では、血液を全身に送り出すために心臓に余分な負担がかかります。その結果、心臓の筋肉が厚くなる「心肥大」を起こし、やがて心不全につながることがあります。また、心臓に血液を供給する冠動脈が狭くなることで狭心症を発症し、さらに悪化すると心筋梗塞を引き起こす危険性があります。
脳への影響
高血圧は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血といった脳卒中の大きな危険因子です。脳梗塞は血管が詰まることで起こり、脳出血やくも膜下出血は血管が破れることで発症します。これらは命に関わる重大な病気であり、後遺症として麻痺や言語障害などが残ることも少なくありません。
その他の影響
動脈硬化は、腎臓にも影響を及ぼし、腎機能の低下や慢性腎臓病を引き起こす原因となります。また、血管の障害は全身に及ぶため、生活の質(QOL)の低下にもつながります。
このように、高血圧は心臓・脳・腎臓などに深刻な影響を及ぼす可能性があります。
自覚症状がなくても油断せず、日頃から血圧を管理し、生活習慣の改善や定期的な健診を心がけることが重要です。
高血圧の予防と治療

高血圧の予防や改善には、日々の生活習慣の見直しが重要です。主な対策としては、肥満の解消、禁煙や節度ある飲酒、無理のない有酸素運動の習慣化、さらに塩分を控えた食生活への改善などが挙げられます。
これらの取り組みは、一時的に行うのではなく、継続することが何より大切です。無理をせず、自分のペースで始め、長く続けられる方法を見つけていきましょう。
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合には、医師の判断のもとで薬物療法を行うこともあります。ただし、薬による治療を始めた後も、生活習慣の改善を続けることが重要です。
生活習慣の見直しは、高血圧の改善だけでなく、他の生活習慣病の予防にもつながります。健康な体を維持するためにも、日常生活の中で積極的に取り組んでいきましょう。
これらの取り組みは、一時的に行うのではなく、継続することが何より大切です。無理をせず、自分のペースで始め、長く続けられる方法を見つけていきましょう。
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合には、医師の判断のもとで薬物療法を行うこともあります。ただし、薬による治療を始めた後も、生活習慣の改善を続けることが重要です。
生活習慣の見直しは、高血圧の改善だけでなく、他の生活習慣病の予防にもつながります。健康な体を維持するためにも、日常生活の中で積極的に取り組んでいきましょう。
薬物治療
高血圧の治療には、「降圧薬(こうあつやく)」と呼ばれる薬が用いられます。降圧薬にはさまざまな種類があり、患者様一人ひとりの血圧の状態や年齢、合併症(持病)の有無などに応じて、適切なものが選択されます。
降圧薬は主にいくつかの種類に分類され、それぞれ作用の仕組みが異なります。そのため、単独で使用する場合もあれば、複数の薬を組み合わせて使用することもあります。
なお、降圧薬の中には、特定の疾患をお持ちの方には適さないものや、服用方法・用量が細かく定められているものもあります。安全かつ効果的に治療を行うためには、これまでの病歴や服薬歴、現在の体調などを医師に正確に伝えることが重要です。
降圧薬は主にいくつかの種類に分類され、それぞれ作用の仕組みが異なります。そのため、単独で使用する場合もあれば、複数の薬を組み合わせて使用することもあります。
なお、降圧薬の中には、特定の疾患をお持ちの方には適さないものや、服用方法・用量が細かく定められているものもあります。安全かつ効果的に治療を行うためには、これまでの病歴や服薬歴、現在の体調などを医師に正確に伝えることが重要です。
降圧薬の種類
高血圧の治療に使われる降圧薬には、主に次の5つの種類があります。
種類 | 作用 |
カルシウム拮抗薬 | 血管を広げて血圧を下げる |
ACE阻害薬 | 血圧を上げる物質の生成を抑える |
ARB | 血管の収縮作用などを防いで血圧を下げる |
利尿薬 | 余分な塩分や水分を排出する |
β遮断薬 | 心臓の働きを抑えて血圧を下げる |
高血圧を予防する運動

軽く息が上がる程度の運動を心がけましょう
高血圧の予防には、適度な有酸素運動が効果的です。目安としては、少し息が上がり「ややきつい」と感じる程度の運動が適しています。1日30分以上を目標に行いましょう。
まとまった時間が取れない場合は、10分程度の運動を数回に分けて行っても構いません。ウォーキングなどを日常生活に取り入れ、無理なく継続することが大切です。
まとまった時間が取れない場合は、10分程度の運動を数回に分けて行っても構いません。ウォーキングなどを日常生活に取り入れ、無理なく継続することが大切です。
無理のない範囲で継続することが大切です
運動は継続が最も重要です。無理をして強度の高い運動を行うと、けがや挫折の原因になります。まずは簡単にできる運動から始めましょう。家事や買い物、軽い自転車移動、子どもと遊ぶ時間なども有効な運動になります。生活の中で体を動かす機会を増やしていきましょう。
運動は継続が最も重要です。無理をして強度の高い運動を行うと、けがや挫折の原因になります。まずは簡単にできる運動から始めましょう。家事や買い物、軽い自転車移動、子どもと遊ぶ時間なども有効な運動になります。生活の中で体を動かす機会を増やしていきましょう。
準備運動を行いましょう
運動前には、軽いストレッチや足踏みなどで体を慣らすことが大切です。5分程度の準備運動を行うことで血行が良くなり、けがの予防につながります。
運動前には、軽いストレッチや足踏みなどで体を慣らすことが大切です。5分程度の準備運動を行うことで血行が良くなり、けがの予防につながります。
塩分を控えた食事

― 減塩のポイント
少しずつ減らす
味覚は徐々に慣れていきます。無理に減らすのではなく、毎日少しずつ塩分量を減らしていくことが大切です。
塩分量を知る
普段よく食べる食品に含まれる塩分量を把握し、調理方法や食材選びを工夫しましょう。
酸味や香辛料を活用する
酢やレモンなどの酸味、胡椒・わさび・唐辛子などの香辛料を使うことで、塩分を控えながらでもおいしく食べることができます。
汁物は控えめに
汁物や麺類のつゆには塩分が多く含まれています。具を多くして汁は少なめにし、つゆは飲み干さないようにしましょう。
野菜をしっかり摂る
野菜に多く含まれるカリウムには、体内の塩分を排出する働きがあります。目安として1日350gの野菜摂取を心がけましょう。※腎臓のご病気がある方は、医師にご相談ください。
味覚は徐々に慣れていきます。無理に減らすのではなく、毎日少しずつ塩分量を減らしていくことが大切です。
塩分量を知る
普段よく食べる食品に含まれる塩分量を把握し、調理方法や食材選びを工夫しましょう。
酸味や香辛料を活用する
酢やレモンなどの酸味、胡椒・わさび・唐辛子などの香辛料を使うことで、塩分を控えながらでもおいしく食べることができます。
汁物は控えめに
汁物や麺類のつゆには塩分が多く含まれています。具を多くして汁は少なめにし、つゆは飲み干さないようにしましょう。
野菜をしっかり摂る
野菜に多く含まれるカリウムには、体内の塩分を排出する働きがあります。目安として1日350gの野菜摂取を心がけましょう。※腎臓のご病気がある方は、医師にご相談ください。
